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ヘルタースケルター (3)

Helter_Skelter_Poster2

念のため、ネタバレに注意されたし。


そもそも蜷川実花を贔屓にしていて、PV欲しさに『ヘビーローテーション』を購入したこともある。
そういう意味では、鑑賞を悩まれている方には、参考にならないかも知れないが…。

面白かったよ?この映画。

儚い価値観が、虚構に塗り固められた脆弱なアイデンティティを内側から崩壊させる。
ホラーで、ちょっとSci-Fi 。
怪物が醜いとは限らないのだ。

監督の蜷川実花と撮影の相馬大輔による、色彩に富んだキャンディ・ポップで重厚な画面は、緻密にキャラクターの心象風景を映し出す。
その画面は、白や青空までもが毒々しく、また恍惚と陶酔に溢れる。
自己へ向けられた、恍惚と陶酔である。

何しろ、レイアウトが上手いのだ。

ビスタサイズでストーリーを語る手腕は見事で、情報過多のように見えて、実はシンプルに世界観が表現されている。
画面に映るものは、すべて必要なものである。
そうか、今書いていて気付いたが、その世界観のタッチが、Sci-Fiの表現に近く、そのような印象をもたらしたのだ。

上野耕路による劇伴も素晴らしい。
本編に用いられたタイアップCMに孕む、逆転させられた意味が怖い。

難点を挙げると、127 minのランニング・タイムは、ちょっと長かったかな?
しかし、詳細に物語が描かれるので、さほど気にはならない。

問題は、登場人物の台詞がポエジー過ぎて、時として物語への同期が拒まれる点である。
原作は未読だが、コミックの台詞をそのまま持ってきてしまったのだろうか?
台詞において、リアリティは感じられなかった。

そういえば、昔、母親が同じ市内で蜷川幸雄を見たという。
その時、チビを連れていたというのだが、それ蜷川実花ってことか?
謎である。

蜷川実花の次回作にも期待したい。

のぼうの城 (2)

本予告編


特報

コズモポリス (Cosmopolis) (4)

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